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復星国際は資金安全性が高く、ムーディーズの格下げが債務返済能力に影響なし

Release Time:2022-08-23 Author: Source: Pageviews:

ムーディーズが発表した復星国際の格付けレポートを受け、キー・オピニオン・リーダー(KOL)であるアナリストは、ブルームバーグターミナルで復星国際に関する分析を行った。以下は、ブルームバーグターミナルの投稿から抜粋した記事となる。



8月23日、格付け会社ムーディーズは、復星国際(0656.HK)のコーポレート・ファミリー・レーティングをB1に引き下げ、見通しをネガティブとするレポートを発表した。 ムーディーズによる今回の格付け調整は主に、債券市場のリファイナンス環境への懸念に由来している一方、復星国際と各銀行との安定した長期的関係、切り離せる豊富なアセットとリソース、総負債に対する効果的なコントロールも評価した。

ムーディーズの格付け調整に対し、復星国際は、「多様なアセットポートフォリオ、豊なキャピタル、金融機関との安定した関係、多様な資金調達ルートの円滑な運用のおかげで、会社の事業運営は安定しており、今回の格付け調整は復星国際の債務返済能力に影響を与えるものではない」とコメントした。

ムーディーズの格付け報告書を参照したら、投資戦略、資産集中度、地域分散、事業分散、ポートフォリオの透明性、財務戦略、財務レバレッジ率、流動性指標などさまざまな定量的な客観指標に従って、復星国際の客観的格付けはBa2とされている。しかし、アナリストは経済環境に特に悲観的な態度をもち、復星国際の財務状況よりも、中国の経済および資本市場環境に関するムーディーズの懸念に基づいた主観的な部分が大きく、最終的にはムーディーズは復星国際の格付けをB1に修正した。

また、ムーディーズは、復星国際がこれまでリファイナンスのニーズを支えるため、円滑な銀行信用ルートを維持している点を述べている。 昨年、復星国際は銀行借入を増やし、流動性ニーズを下支えした。 ムーディーズは、復星国際が上場資産の一部を担保にする意思があれば、さらに銀行融資を受けることができるとみている。

新型コロナウィルスの影響を受け、世界経済はさまざまな不況に陥り、多くの上場企業がその影響を受け、業績が大きく変動した。 一部のアナリストは、短期的には、復星国際がパンデミック、さらには債券市場のリファイナンス環境に巻き込まれたことは否定できず、現状ではこれらは不可抗力で、避けることができないと評価している。ムーディーズによる復星国際の格付けの調整は、将来の発展に対して過度に悲観的な見方をしているものと思われる。復星国際が直面する困難を過大評価する一方で、同社の「不況対応+パンデミック対応」能力、事業の根幹や事業セグメント構造による回復力、中国の経済回復の勢いを過小評価していると考えられる。 

これに先立ち、S&Pグローバル・レーティングは、6月上旬に、復星国際のアウトルックを「安定的」とし、長期発行体格付けと保証付上位無担保債務に対する発行体格付けを「BB」に据え置くという報告書を発表した。さらに、6月下旬、S&Pグローバル・レーティングは別の報告書を発表し、今後6〜12ヶ月間に償還予定された債務を満たすのに十分なリソースを保有していると述べている。復星国際が保証付債務や銀行借入を含む方法で満期返済を行うことが可能であり、銀行との安定した関係で会社の流動性を効果的にコントロールできるとも述べている。

2020年以降、復星国際は投資と売却のバランスを保ち、外部市場の変動に応じて資産ポートフォリオの最適化と調整を行ったとされている。パンデミックの繰り返しや外部環境の不確実性に直面しても、長年蓄積してきたイノベーションとグローバル化の総合力を活用し「ヘルス、ハピネス、ウエルネス、スマートマニュファクチャリング」の4つの事業分野において、回復力を発揮している。将来的には、復星国際は、多様な事業ポートフォリオ、グローバルな資産配置、「深化した産業運営+産業投資」という両輪駆動型発展戦略によって、市場リスクに耐えられると見られている。また、グローバルな市場の変動や変化の中で、資本の基盤をさらに強化するとともに、変動が激しく不安定な世界市場においても事業機会を見出し、成長と発展のために堅実かつ大胆な前進を遂げていこうとしている。